中学受験の算数の展開図に特化した受験アプリ「究極立体<展開>」を中学受験のプロ講師である著者が実際に使ってみました。
こちらのアプリの評価は展開図を見て立体図形が自然とイメージできるようになるアプリということがわかりました。様々なタイプの問題を繰り返し解くことで立体図形のイメージ力がつきます。
このアプリでは学校の教科書レベルから最難関中学まで幅広く問題があり、展開図からどのような立体図形になるかを正確にイメージできる練習ができます。問題集の解説ではすでに組み立てられた立体図形が掲載されているので、どうしてそのような図形になったのか、とてもわかりづらいです。
このアプリは展開図から立体図形にどのようになるか途中経過を動画で見られ、非常に画期的です。また自分の見たい方向から図形を動かせるのでより詳しくわかります。
「究極の立体<展開>」ってどんなアプリなの?
基礎から最難関中の複雑な入試問題まで幅広く対応できます。テキストではイメージしにくい図形部分も実際に立体を自分の見たい方向に動かせるのでよく分かります。
100万ユーザーの知育アプリの開発陣が手がけた中学入試対策のアプリだけあって、10年分の有名校過去問を分析し厳選された100題になっています。
どんな展開図も6つの基本形で成り立っている!
展開図は基本図形6つで作れる。基本的には6つの図形の組み合わせでできます。
6つの基本図形によって多くの立体図形ができるのがよく分かります。適当に頭の中で考えるよりも基本図形の組み合わせで考えた方がイメージしやすいです。
アプリ上ではどの基本図形の組み合わせなのかを順番に学習していきます。基本図形は誰もが知っている形で、すんなりと頭の中にイメージができます。算数のセンスがないと嘆いている受験生には是非ともこのパターンを学んで欲しいですね。
1題は60秒から120秒で取り組みやすい
基礎問題は60秒で、応用問題は120秒を目安に短時間で解いていきます。テキストの問題を解いてから、解説を読んで理解をするには多くの時間がかかってしまいますが、こちらは2分程度で展開図から立体図形のイメージがしっかりと掴めます。今まで多くの時間をかけても分からなかった問題が短時間で解決できるのは嬉しいですね。さらに練習すればするほど早く立体図形がイメージできるようになります。100題全て解いた後に最初から解き直すと初めは難しかった問題が驚くほど簡単に解けるようになっていて、成長が感じられます。苦手意識があったことが嘘のようになくなり得意になっています。動画で学習することが理解を簡単にしてくれます。
完成した立体図形をグルグル回転させてイメージできる
このアプリの最も優秀な機能です。問題集の解説ではすでに完成された図形が書いてあることがほとんどです。それでは、展開図から立体図形へとどうやって組み立てのか分かりません。しかしこのアプリは360度グルグル自分が見たい方向から立体図形が見られます。
これがイメージ力をつける最大のポイントになっています。自分が納得するまで図形を動かせるので、なるほどこうなっていたのかと直感的に図形が捉えられるようになります。
「なんとなく」から「なるほど」へと深く理解できるようになっていきます。
厳選された100題で基礎から発展まで無理なく学習できる
基礎の基礎から始まり、最後の問題は最難関中学が出題するレベルまであります。立方体、三角錐、複雑な形の立体と入試に出題される問題が網羅されています。
有名中学過去10年分の中から選りすぐりの問題になっています。
他の受験アプリとの比較
当サイトで紹介しているスタディサプリのような受験アプリと「究極の立体切断」アプリを比較してみました。
価格 | メリット | デメリット | |
究極の立体<展開> | ¥4,900 | 紙面上では理解しにくかった立体図形が手に取るようにわかるようになる。 | 価格が¥4,900と他のアプリに比べて高額な点 |
究極の立体<切断> | ¥4,900 | 紙面上では理解しにくかった立体図形が手に取るようにわかるようになる。 | 価格が¥4,900と他のアプリに比べて高額な点 |
スタディサプリ | ¥1,980(月額) | 様々な動画が月額¥1,980円で見放題。 | 演習量が少ない。 |
イメージde暗記 | ¥840 | 中学受験算数の基礎が身に付く。 | 演習量が少ない。 |
(価格は2020年2月19日時点)
プロ講師から見た評価
究極の立体<切断>に続く、今までにあるようでなかったそんな痒いところに届くアプリです。受験生の悩みは、どのように展開図を組み立て良いかが分からないと言う点です。問題集の解説では、すでに組み立てられた図形しか掲載されていないので自力で解決するのはとても大変です。
自分では展開図→立体図形にできないといった受験生に必須なアプリであると思います。
難関中学の問題もたくさん練習できるので多くのパターンが学習できるのがさらに効果を生んでいます。
非常に優秀なアプリだと思います。ただ改善としては、立体図形から展開図を描く・選ぶ問題も入試に出題されるので、立体図形→展開図の練習もできるとより一層に実力がつくのではないかと思いました。
「究極の立体<展開>」のダウンロード方法と対応機種
対応機種は、iOSとAndroidの両方のスマホ・タブレットに対応しています。著者はiPadとiPhoneの両方にダウンロードしました。使いやすさはもちろんタブレットに軍配が上がりますが、スマホでも十分に使えます。
「究極の立体<展開>」の評判
アップルストアにてレビューが掲載されています。現時点で9件ほどレビューがありますが、星5つと満点の評価になっています。(2020.2.5時点)
レビューの中でいくつか紹介したいと思います。
分けて考えると、分かるようになる
ぱっと見た感じでは、見当もつかないような展開図が、だんだんとイメージできるようになっていくのがすごい!
とてもわかりやすい!
前作では苦手な立体問題にゲーム感覚で楽しみなが取り組めたので、こちらの展開も購入しました。デザインがシンプルで洗練されているので、とてもわかりやすいです。
高い
お値段が高い
まとめ
今回は受験アプリ「究極の立体<切断>」を実際に利用しました。基礎から応用まで幅広く問題があり、どれも楽しみながら学べるようになっています。
展開図に特化した問題集もないのでこのアプリを利用すると自分が好きな方向でグルグルと立体を好きな方向から見られるのでイメージ力アップにつながります。
また、複雑な立体の切断は一度問題を解いたこと経験があると簡単イメージでき切断できます。
テキストや問題集で多くの問題演習してもなかなかイメージする力はつかないです。立体の切断に特化したアプリでイメージ力を鍛える方が簡単かつ早くできます。
アップルストアのレビューにもありましたが、値段が高価なのがネックになっています。志望校に立体図形が頻出ならばテキスト学習するよりも効率よく学習できるので、そのような方にオススメのアプリになっています。
究極の立体シリーズの<切断>と同時にセット購入するとお安くなっています。
<切断>に関しては下の記事に詳しく書いてあります。