プロが教える!進研ゼミ中学受験コースのすべて

進研ゼミ 中学受験 通信教材・受験アプリ

進研ゼミの中学受験講座を利用して受験をお考えのご家庭にとってお悩みがあるかと思います。今回は下記の4つに焦点を当ててご説明しています。

  • 中学受験講座の長所は?
  • 料金は安いの?
  • どんな子が向いている?
  • 進研ゼミだけで合格できるの?

その中でも中学受験を進研ゼミだけで合格できるのかが一番関心が高いと思います。結論から申し上げると、基礎〜標準問題のみ入試に出題する学校であれば合格は十分できますが、応用以上のレベルであれば進研ゼミの教材だけでは難しいと思います。その理由を現役プロ講師の視点から詳しく記事にしていますので、ご参考にしていただければと思います。

進研ゼミの中学受験講座の特徴

進研ゼミでは4つの大きな特徴があります。それぞれについて詳しくご説明します。

無理なく理解を深める「スモールステップ式」

一人でも学習が進められるように基礎の基礎からスタートします。市販の教材よりも詳しいのは言うまでもなく、大手進学塾よりも教材が丁寧な作りになっています。ですので、初めて学習する内容でも一人で十分に取り組めます。テキストだけではなくウェブでの映像授業もあり学習がつまづくことなくスムーズに進められます。

入試問題さながらの演習問題

「授業テキスト」で学んだだけでは、理解したつもりで終わってしまいます。しかし、進研ゼミでは基本問題を理解した上で試験に近い演習問題を実践することで力の定着を図ります。大手進学塾で指導している身として、説明は理解しているけれども、実際に問題を解いてもらうと解けないケースは非常に多くあります。理解すること問題が解けることは必ずしも一致しません。ですので、進研ゼミで演習問題の実践は欠かせませんね。

通信教育進研ゼミの強みは詳しい解説

進研ゼミの強みは詳しい解説と言えます。市販の問題集は解説が詳しいものもいくつかありますが、やはり進研ゼミほどは詳しくありません。一人で始めから全て学習できるような教材の作りになっているのが特徴です。算数や理科では図解や表などでビジュアル的に理解できるようになっています。さらに教材に沿った映像授業が用意されているのが嬉しいですね。

赤ペン先生・映像授業で手厚いフォロー

進研ゼミと言えば赤ペン先生が最も有名かもしれません。お子様の問題の間違いに合わせた解説をしてくれます。またお子様だけでは難しい問題は全ての科目に映像授業があります。(1教科月ごとに5分〜10分)

さらに算数は一人で理解が難しいケースがあります。そこで受験算数ウェブ授業が用意されており、「授業テキスト」を算数のプロ講師がウェブ上で映像にて解説をしてくれます。これで一人では理解ができなくて、つまづいてしまうことがなくなると思います。

進研ゼミの料金について

中学受験に向けて学習する「中学受験講座」と学校の教科書の学習する「小学生コース」の2コースがあります。始める時期や料金が異なります。中学受験コースの方が金額が高く設定されています。また中学受験講座のスタートは小学4年からになっています。

進研ゼミの月謝・年間費のシミュレーション

進研ゼミでは中学受験コースは小学4年生からスタートします。4年生から6年生まで一律の料金になっています。料金は毎月払いよりも一括払いにしますと割安になります。

<<小学生講座・中学受験講座の月謝一覧>>

1年生2年生3年生4年生5年生6年生
小学講座3,613円3,613円4,408円4,890円5,871円6,323円
中学受験受験コースは小学4年生から7,179円7,179円7,179円

<<小学生講座・中学受験講座の年間費一覧>>

1年生2年生3年生4年生5年生6年生
小学講座32,460円35,112円44,064円52,200円62,676円67,512円
中学受験受験コースは小学4年生から81,840円81,840円81,840円

※12ヶ月一括払いで計算

通信教育Z会との料金の比較

ここでは通信教育Z会との料金を比較しています。

進研ゼミは4年から6年まで一律7,179円ですが、Z会は学年が上がるにつれて料金が高くなります。進研ゼミの方がおよそ3分の1です。圧倒的に料金は安いことが分かります。

<<月謝の比較>>

3年生4年生5年生6年生
進研ゼミ受験コース無し7,179円7,179円7,179円
Z会12,684円14,924円21,600円21,996円

<<年間費の比較>>

3年生4年生5年生6年生
進研ゼミ受験コース無し81,840円81,840円81,840円
Z会126,840円180,288円220,320円224,352円

 

進研ゼミ・集団塾・個別指導・家庭教師と料金の比較

ここでは進研ゼミ・集団塾・個別指導・家庭教師と料金の比較をします。

通信教育進研ゼミは、集団塾のおよそ5分の1で、個別指導・家庭教師のおよそ3分1の料金になります。年間費にしますとかなり料金に差がでます。

<<進研ゼミ・集団塾・個別指導・家庭教師の料金一覧>>

月謝6ヶ月12ヶ月備考
進研ゼミ7,179円43,074円81,840円小学4〜6年生の受験コースの料金。6ヶ月、12ヶ月は一括払い。
集団塾35,000円210,000円420,000円春期講習などの長期休暇時の講習料を考慮するとさらに費用がかかります。
個別指導塾・家庭教師20,000円120,000円240,000円週1回の指導の場合。
スタディサプリ980円5,880円11,760円12ヶ月一括払いであれば9800円(実質10ヶ月分)になり、さらに割安になります。

【進研ゼミ小学講座】

進研ゼミの中学受験講座の実力

進研ゼミの中学受験講座の教材の難易度と合格実績についてご紹介します。教材の難易度は合格実績と密接な関係になります。つまり教材の難易度が高いと難関中の入試問題に対応できます。進研ゼミでは難易度が基礎〜標準レベルになっています。ですので、合格実績では難関中の合格は決して多くありません。しかし、一人で始めからコツコツと学習することで塾や家庭教師に頼ることなく標準レベルの問題まで自力に解けるようになります。これは進研ゼミの大きな強みですね。

進研ゼミの教材の難易度

中学受験講座の教材の難易度は基礎から標準レベルになります。通信教育ということで全ての学習内容を一から一人で勉強ができるように丁寧に教材が作られています。難関中の入試問題をじっくりと考えて解くのであればZ会の教材が向いています。ですので、進研ゼミの教材が向いている方は一から丁寧に学習し、標準レベルの問題までしっかりと解けるようになるケースです。

中学受験合格実績

合格実績

2019年春の進研ゼミの合格実績になります。

難関国私立中学を抜粋しました。開成中3名・渋谷教育学園幕張中7名・桜蔭中3名・女子学院中3名・麻布中3名・灘中1名・筑波大学附属駒場中1名になります。

参考までに当サイトでも紹介している「通信教育Z会」と中学受験専門の家庭教師「受験ドクター」の合格実績を比較しました。

進研ゼミやZ会は全国区として展開し、受験ドクターは都内を中心とした家庭教師センター・個別指導塾です。2019年の結果を見ますと、進研ゼミは難関中向けと言うよりは標準レベルの中学校の合格する教材であることがわかります。一方でZ会は難関中向けであることがわかります。中学受験ドクターは前者の通信教育と比べると規模は小さいですが、中学受験専門ということで、難関中の合格実績に健闘していることがわかります。

<<2019年春難関国私立中学合格実績>>

開成桜蔭渋谷幕張女子学院筑波大駒場
進研ゼミ3名3名7名3名1名1名
Z会25名6名25名5名8名12名
受験ドクター10名9名20名2名3名2名

まとめ 進研ゼミ中学受験講座はこんな人にオススメ

今回は進研ゼミの中学受験講座についてご紹介しました。進研ゼミの中学受験講座は、大前提として一人で一から学習できるお子様が向いています。

その上で、地元の公立中学に進学するよりも勉強面や生活指導面でしっかりしている私立中学に通ってほしい場合や小学校の授業のレベルは非常に良くできているが、もう少しレベルの高い勉強をしてほしい場合にオススメの教材です。

しかし、難関中学の合格を狙うのであれば、進研ゼミの教材では対応できていません。ですので、大手中学受験専門の集団塾や家庭教師が良いと思います。Z会の通信添削だけでは教材が初心者向けではないので、集団塾や家庭教師の併用が望ましいですね。

オススメのポイント!
    • 地元の公立中学よりも標準レベル以上の私立中学に合格したい
    • 集団塾と併せて利用し、基礎問題の理解を深めたい
    • 学校レベルよりも一段レベルの高い勉強をさせたい
    このような方に進研ゼミ小学講座の中学受験講座はオススメです!

【進研ゼミ小学講座】