2019年度 成田高校附属中学 推薦の算数講評

成田附属中
成田附属中
算数講評



2020年度(令和2年度)12月1日の千葉県の私立中学「成田高校付属成田中学」の算数の推薦入試問題をプロ目線で分析しています。

合格平均点から逆算して、どのように問題を攻略すれば良いかを解説しています。

2020年度 成田高校付属成田中学  一志入試の算数入試問題の分析

2019年12月1日に行われた成田高校付属成田中学の一志入試の算数の分析になります。

全部で大問が5題と例年通りでした。合格者平均点76.5点でした。(学校発表)

合格には最低でも70点以上は得点したいところです。各問題が5点ですので、単純計算で6問ミスまでになります。

成田附属中一般入試結果

成田附属中一般入試結果

(成田高校付属成田中 学校HPより抜粋)

では全体像を見ると、

大問1 ○○○○
大問2 ○○○○○
大問3 ○○△△
大問4 ○○×
大問5 ○○△△ 各5点×20題

○必ず得点  △得点したい問題  ×時間がかかるので優先順位が低い

成田高校付属成田中学の一志入試 算数解答(学校発表)

大問1番(1)45 (2)4.4 (3)13/21(4)4

大問2番(1)4匹 (2)100g (3)6個 (4)2時間48分(5)3250円

大問3番(ア)30度 (イ)12㎝(ウ)36㎠(エ)152.4㎠

大問4番(1)408㎤ (2)356㎤ (3)204㎠

大問5番(1)24通り (2)6通り (3)18通り (4)72通り

成田高校付属成田中学 算数の入試の傾向と対策

昨年同様の問題構成になっています。問題構成は大問5題です。毎年大問1番は計算問題、大問2番は一行題になっています。大問3番以降は年度によって出題内容が変わります。出題されやすい問題は、平面・立体図形・ダイヤグラムです。ただし、どれも基礎から標準問題ですので、十分に得点できます。

合格するにはいかに大問1番の計算、大問2番の一行題で得点するかどうかです。大問3番以降は見たことがない問題などが混ざっており、本番中に解法が思いつかない場合は大きく失点する可能性があります。

成田高校付属成田中を合格するカギはいかに基礎から標準問題を完璧に解く練習を積むかどうかです。当サイトは合格に必要な問題集・参考書を紹介していますので、ご参考していただければと思います。

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大問別分析

大問1は計算問題です。標準レベルの計算問題で日々練習を積んでいれば、全問正解できます。

大問2は一行題です。線分図にまとめる・食塩水で水を蒸発させる問題・つるかめ算・仕事算・連比とどれも基礎問題レベルです。特に今年度は非常に簡単になっています。

大問3は平面図形問題です。円を12等分することで、一つあたりが30度になります。30度から連想できるのは三角定規のパターンです。そこに気づけば全問正解できます。ここで全問正解できれば十分でしょう。

大問4番は立体図形です。(1)(2)は基礎レベルです。(3)は立体の切断になります。切断がイメージできないと苦労すると思いますが、この問題を得点できなくても十分が合格点が取れます。

大問5番は、(1)(2)は基礎問題です。(3)は場合分けができれば簡単です。(4)は(3)を利用すればすぐに解決できます。基本的に旗を色で塗り分ける問題をオリンピックをイメージした五輪マークになっているだけで問題の本質は全く同じです。

まとめ

今回も算数は例年通りでした。基礎から標準レベルの問題がしっかりと取りこぼすことなく正答出来れば十分に合格平均点は十分に取れます。

標準問題集で典型問題が確実に解けるレベルであれば成田附属中の算数は攻略できます。しっかりと過去問で問題傾向を掴み、出題レベルの問題を数多く練習すれば、本番ではどれも一度はどこかで見たことのある問題ばかりです。

良質な問題集を繰り返し解くことが合格の近道です。

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