2018年12月1日東邦大付属東邦中学 算数講評

東邦大付属東邦中学 入試 算数講評



千葉県の難関私立中学「東邦大付属東邦中学」の算数の入試問題をプロ目線で分析しています。

合格平均点から逆算して、どのように問題を攻略すれば良いかを解説しています。

2019年度 東邦大付属東邦中学 推薦の算数入試問題の分析

2018年12月1日に行われた東邦大付属東邦中学の推薦の算数の分析になります。

全部で大問が7題と例年通りでした。受験者平均点47.5点でした。(学校発表)

合格には最低でも算数で60点以上は得点したいところです。

東邦大付属東邦中 入試 中学受験
(左列:推薦 右列:帰国子女 東邦大東邦中 学校HPより抜粋)

では全体像を見ると、

大問1 ○○
大問2 ○○○○
大問3 △△
大問4 ○○
大問5 ○△△
大問6 ○○
大問7 ○△×

○必ず得点  △得点したい問題  ×時間がかかるので優先順位が低い

では大問別に見ると、

大問1番は計算2題です。計算は標準レベルの四則演算と、還元算になります。ここは、どちらも得点する必要があります。過去問で練習を積んであれば得点できると思います。

大問2番は1行題です。比(基礎レベル)、図形(標準)、整数(標準)、図形(標準)でした。(2)の図形問題は重なってできる立体図形が正四角錐と見抜ければ計算自体は簡単です。(3)は積が9240ということからある程度範囲を絞って考えると正答できます。(4)は問題文の意味が読み取れるかが鍵です。ここでは間違えてもケアレスミス含めて1題以内と思います。

大問3番は、比の問題です。(1)で男女の比が1:1ということが分かれば、(2)も十分に正答できます。

大問4番は図形問題です。今回の推薦入試の問題で比較的簡単な問題でしたので、ここはしっかりと全問正解したいです。折り紙を戻すことは折り目に対して線対称な図形であり1つずつ戻していくと正解の図が描けます。

大問5番は立体図形問題です。展開図から正確な見取り図のイメージが難しいです。(1)で見取り図がどのようになるかのヒントになっているので、(1)の答えを利用して考えるのがポイントです。立体図形がイメージできなければ、(3)が連動していますので正解することが難しいです。多くの受験生は(2)(3)は苦戦したのではないでしょうか。

大問6番は定番のパターン問題です。今回の問題はシールと交換してもらいますが、定番の問題では空き瓶を新しいジュースと交換します。原理原則は同じなのでこのパターン問題をしっかりと練習を積んでいれば全問正答は十分狙えます。

大問7番はダイヤグラムの問題です。(1)は基礎レベルです。(2)(3)は時間内に正解することは難しいかと思います。

東邦大東邦中 推薦入試 算数解答

大問1番(1)5/6 (2)6

大問2番(1)120枚 (2)48㎤ (3)22 (4)25.12㎝

大問3番(1)18:17 (2)174㎝

大問4番(1)96㎠ (2)3㎝

大問5番(1)6㎠ (2)78.5㎤

大問6番(1)119 (2)41700円

大問7番(1)350m/分 (2)140m/分 (3)24.5分後

※学校からの正式な解答ではありません。

まとめ

2019年度東邦大東邦中の推薦入試は、例年と比べて難易度が上がってます。しっかりと得点できる問題を試験中に見抜き、確実に得点することが出来れば、ある程度難しい問題を正解しなくても十分に合格点は取れます。標準問題を取りこぼさないことが東邦大東邦の入試では重要です。今回では大問4番・6番を全問正答できるかが合否の分かれ目でした。

東邦大付属東邦中学 入試

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