プロが教える中学受験で集団塾を賢く利用する方法!

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著者が合格するための集団塾の賢い利用法は積極的に塾のサービスを利用できるかです。サービスとは、

  1. 先生への質問
  2. 自習室の積極的な活用
  3. 過去問の貸し出し
  4. 欠席した時のフォロー

以上の4つです。

これらをお子様・保護者の方が積極的に利用するのであれば、集団塾が中学受験をする上で最もコストが安く、志望校への合格の近道だと言えます。

しかし、これらのサービスを利用しないのであれば、ただ授業に参加しているのに過ぎず、期待する結果を得られるのは難しいと思います。

今回は、これらのサービスを上手に利用するポイントをご紹介します。

プロが教える中学受験で集団塾を賢く利用する4つのポイント

プチ導入:では具体的に4つのポイントごとに詳しくご説明します。より効果的な利用でお子様の学力が向上の助けになれば嬉しいです。

分からない問題は先生に質問する

まずはとても基本的なことですが、先生に質問できるかどうかです。ここでいう質問とは、先生が質問に答えてくれる時間があるかです。集団塾は、1クラスに少なくとも生徒が5名以上います。塾によって受け入れ人数は異なりますが、人数の多いと20名以上になります。ですので、一人一人生徒と向き合って質問に答えくれる環境にあるかの確認はとても大事です。

あまりにも人数が多いとたくさんの生徒が質問に行き、質問に答えてくれるまで時間がかかってしまいます。とても効率が悪いです。

ですので、塾に入会するまでに、授業で分からなかったときの質問はどのような体制か聞いておくと良いと思います。塾によって様々ですが、多くの塾では授業前後の時間で対応するケースが一番多いです。

著者がオススメは、授業後に質問する時間が授業カリキュラムの中に組まれていることです。その日の授業で分からなかった問題をその日のうちに解決できます。そのことで家庭学習がスムーズに進み、お子様が自ら学習に取り組めます。

保護者の方からお子様が「なかなか先生に質問に行く勇気がなくて困っているんです。」という意見を頂戴します。この問題の解決方法は、保護者から担当の先生宛に電話をかけることです。「○○の問題が分からないと言っているのですが、いつ質問できますか?」と言うと担当がお子様の為に時間を作るので質問が解決できます。一度、質問する経験をお子様がすると2回目以降は自ら先生に質問しに行くケースが多いと著者の経験から言えます。

授業がない日に自習室の利用

次に自習室の有無です。自習室がある場合はどんな環境なのかしっかりと確認しておきたいです。理想の環境は、廊下やフロアの一部を改造した場所に設置しているのではなく、きちんと1つの教室が自習室として設置してあるかです。さらに先生などの大人の目が行き届きやすい場所なのかもとても大切ですね。お子様が勉強に取り組むのに相応しい環境かどうか保護者目線で実際に確かめてみることが失敗しない方法です。

過去問の貸し出し・フォロー体制

次に志望校の過去問の貸し出しです。毎年書店に夏休み前後からその年の新しい過去問が並び始めます。しかし、過去問に掲載されているのは最新年度5年度分がほとんどです。著者の経験から過去問演習は10年度分以上が合格には必要と指導しています。その理由は10年分過去問を実施しますと、過去と同じような問題が入試に出題されるからです。5年度分であれば、過去問の類題が入試本番で出題されることはほとんどありません。

そうなると、書店では売っていない古い過去問が必要になります。集団塾であれば古い過去問を取り揃えていますので、その貸し出しを有効活用することが合格への近道です。また、志望校ごとに対策が異なります。集団塾によっては、志望校対策授業をその塾に通っていなくても参加できるケースがありますので、近隣にある中学受験専門の集団塾のホームページをチェックすると良いと思います。

欠席した時の振替・個別フォロー

学校行事や体調不良などのやむ得ない欠席した場合に個別にフォローをしてもらうことも大切です。担当の先生による個別フォローや映像授業などで欠席した学習内容を勉強ができます。できれば手厚いフォーローをして欲しいですよね。そこで、ちょっとしたコツがあります。まずは基本的なことですが、欠席の連絡は必ずすると言うことです。意外に思うかもしれませんが、欠席の連絡は大切です。連絡があれば、すぐに折り返して当日の学習内容のフォローの話ができます。非常にスムーズです。しかし、連絡なしで欠席されると、欠席分の個別フォローの連絡が遅くなり十分な時間を取れないことがあります。

欠席することが決まったら、すぐに担当の先生に欠席分の授業について相談するのがベストですね。

まとめ

今回は中学受験で集団塾を賢く利用する方法についてご紹介しました。

大切なポイントは4つです。

  1. 分からない問題は質問する
  2. 授業のない日に自習室利用
  3. 志望校・過去問対策が充実しているか
  4. 欠席した場合の振替授業・個別フォロー

以上の4つです。それぞれの項目で、より賢い利用方法をを詳しく、ご紹介していますので、ご参考にしていただければと思います。