千葉県の私立中学「成田高校付属成田中学」の算数の入試問題をプロ目線で分析しています。
合格平均点から逆算して、どのように問題を攻略すれば良いかを解説しています。
2019年度 成田高校付属成田中学 一志入試の算数入試問題の分析
2018年12月1日に行われた成田高校付属成田中学の一志入試の算数の分析になります。
全部で大問が5題と例年通りでした。合格者平均点68.8点でした。(学校発表)
合格には最低でも65点以上は得点したいところです。
(成田高校付属成田中 学校HPより抜粋)
では全体像を見ると、
大問1 ○○○○
大問2 ○○△△
大問3 ○○○△
大問4 ○○△△
大問5 ○○△○ 各5点×20題
○必ず得点 △得点したい問題 ×時間がかかるので優先順位が低い
成田高校付属成田中学の一志入試 算数解答(学校発表)
大問1番(1)10 (2)1/15 (3)9.6 (4)12
大問2番(1)16年後 (2)960m (3)12本 (4)280m
大問3番(ア)10% (イ)140g (ウ)35g (エ)300g
大問4番(1)90度 (2)19/2 (3)13㎠ (4)40.82㎠
大問5番(1)36分 (2)28.26㎠ (3)67.96㎠ (4)2分
成田高校付属成田中学 算数の入試の傾向と対策
例年の問題構成は大問5題です。毎年大問1番は計算問題、大問2番は一行題になっています。大問3番以降は年度によって出題内容が変わります。出題されやすい問題は、平面・立体図形・ダイヤグラムです。ただし、どれも基礎から標準問題ですので、十分に得点できます。
合格するにはいかに大問1番の計算、大問2番の一行題で得点するかどうかです。大問3番以降は見たことがない問題などが混ざっており、本番中に解法が思いつかない場合は大きく失点する可能性があります。
成田高校付属成田中を合格するカギはいかに基礎から標準問題を完璧に解く練習を積むかどうかです。当サイトは合格に必要な問題集・参考書を紹介していますので、ご参考していただければと思います。
大問別分析
大問1は計算問題です。標準レベルの計算問題で日々練習を積んでいれば、全問正解できます。
大問2は一行題です。何問かは見たことがない問題が出題されますが、標準レベルになっています。
大問3は食塩水は、食塩水の濃度・水が蒸発する問題など解き方の丸暗記ではなく、その原理・原則が理解できていれば全問正解できるレベルです。
大問4番は平面図形です。(1)(2)は基礎レベルです。(3)は一辺が5㎝の正方形で図形全体を捉えると答えが見えてきます。(4)は標準問題の典型パターンです。正方形の面積の3.14倍が円の面積になります。(3)(4)は得点するのが難しいと思います。
大問5番は、(1)(2)は基礎問題です。(3)は表面積を求めますが、長方形の2面分を足し忘れに注意したいです。(4)は1分間に10度であることに注意できればミスは少ないと思いkます。
まとめ
今回も算数は例年通りでした。基礎から標準レベルの問題がしっかりと取りこぼすことなく正答出来れば十分に合格平均点は十分に取れます。
標準問題集で典型問題が確実に解けるレベルであれば国府台女子の算数は攻略できます。しっかりと過去問で問題傾向を掴み、出題レベルの問題を数多く練習すれば、本番ではどれも一度はどこかで見たことのある問題ばかりです。
良質な問題集を繰り返し解くことが合格の近道です。